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山楽人
山楽人
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2017年04月19日

4月16日 漁岳

「漁岳(いざりだけ)」は、支笏湖の北西に位置する標高1317.7mの地味な山で、札幌市、恵庭市、千歳市の三市境界点になっている。イチャンコッペ(「サケ・マスの産卵する川」の意味)の「イチャン」が和人によって「イザリ」と訛って読まれ、これに「漁」の字が当てられたという。夏道はないが、札幌市に近いことと山頂からの展望が素晴らしいことから、残雪期は山スキーやスノーシュー、つぼ足で登ることができる人気の山。今回は当会3年振りの登山で、参加者は11名。

前日に宿泊した苫小牧市郊外のオートキャンプ場(キャビンを利用)から、車3台で出発。霞んでいたが、支笏湖畔北岸道路から風不死岳と樽前山が特徴的な姿を見せてくれた。

支笏湖畔から風不死岳(右)と樽前山。

行く手には恵庭岳が聳え、その右奥にどっしりとした漁岳が望まれた。支笏湖の湖面は南寄りの強風で波立っている。

支笏湖畔から恵庭岳[左]と漁岳[中奥]。

漁岳の山頂部には、雲がまとわり付いている。

頂部に雲が張り付く本峰。

6時頃、国道453号線の漁川林道入口に到着。道路脇には登山者の車が既に2台止まっていた。我々の車3台を道路通行の邪魔にならないように停めて準備にかかる。やや強い風の中、6時30分に出発。

林道の入口で出発準備。
林道入口を出発。

雪に覆われた漁川林道を約2.6km進む。雪が柔らかく、つぼ足だと時々足が潜った。

林道を約2.6km進む。

林道の途中から、漁岳から北方の空沼岳につながる稜線の一部(1157m峰か)が望めた。

本峰から空沼岳に続く稜線上の1157m峰。

本峰から南東に伸びる主尾根への斜面取り付き地点に到着(7時45分)。

林道からの取り付き地点。

林道を離れて斜面に取り付き、この先にある901mポコの右側を巻いていく。

林道から901mポコ方面への取り付き。

C901ポコを巻いて到着した、主尾根上のC890台地で休憩。恵庭岳の頂部に被っていた雲が切れ、足元には氷が緩み始めたオコタンペ湖が佇んでいた。

C890付近で休憩。
C890付近から雲が切れた恵庭岳の頂部。

C890台地から主尾根をたどる。前衛峰(1176m)手前の急斜面から、右後方の恵庭岳を振り返る。

1176m前衛峰手前から恵庭岳を振り返るみなさんの姿。

前衛峰(1176m)の南西斜面をトラバースし、9時50分にC1155コルに到着。西~南西の風がまだ強く、漁岳の山頂には雲がまとわり付いていた。昼頃には天気が良くなる予想に期待して山頂を目指す。

C1155コルから本峰[頂部は雲の中]。

標高差165m余りの急斜面をゆっくり登っている間に、風が弱くなり雲も切れてきた。弱い気圧の谷が通過したようだ。山頂到着は10時25分。まだ遠くは霞んでいるが、恵庭岳とオコタンペ湖の全容が望めた。急な雪面には尻滑りの跡が残っている。

まだ雲が流れる頂上へ登る我が先行メンバー。
山頂から望む恵庭岳とオコタンペ湖。
後のメンバーも続く。
この後次々と他の登山者も続き頂上は賑やかになる。奥には空沼岳。

山頂から北~西~南の方面は、近い山々だけであったが少し見通しがきいた。空沼岳まで見えたが、無意根山、羊蹄山、ニセコ連山、徳舜別岳、ホロホロ山は望めなかった。それでも、割と穏やかな天候になった山頂では、昼食を含めて45分間、思い思いにゆっくり滞在した。

本峰より10m高い北峰、空沼岳[右奥]。
本峰北西の1310mポコと1275mポコ。
本峰南西の小漁岳[左]。

途中で登山口に戻ったSさん以外の10人による、喜びの登頂記念。

山頂集合。

11時10分に下山開始。下山途中、C1155コルを過ぎて振り返った本峰は、青空が見え始めた中に、すっきりと聳えていた。

C1155コルを過ぎて本峰を振り返る(by A)。
C1175への登り返しから漁岳頂上を振り返る(by W)。

主尾根をだいぶん下りてきた。オコタンペ湖と、この方面からの恵庭岳は、このあたりで見納め。林道入口には13時40分頃に到着。

950mポコから恵庭岳。

朝から気温が高く雪は融けていたが帰りには更に緩んで足を取られる。この付近でダケカンバの古木あり。

下りも大変。
ダケカンバの古木。見習いたい。

帰路は、昨日宿泊したオートキャンプ場と同じ敷地内にある温泉で、前日購入の3日間有効券を利用して入浴。白老ICから乗った道央自動車道では、途中の「有珠山SA」で各自適宜に飲み物と軽食を摂った。SAからは、有珠山・昭和新山のほか、羊蹄山と遥か駒ヶ岳まで望める「おまけ」があった。




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