6/20(土)21(日)夕張岳
山全体が国指定の天然記念物であり超塩基性の蛇紋岩の露出地には固有種の高山植物が見られる人気の花の名山。ほぼ北海道の中心に位置する一等三角点の山頂は大雪・十勝・日高山脈、遠くは羊蹄山まで見渡せ展望も一級品。
初日は「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地も観光、ハンカチ靡く広場に腰を下ろし昼食。
登山口に向う途中でシューパロ湖の向こうに明日登る夕張岳がはっきり見えた。登山意欲が駆り立てられる。
運良く登山口ゲート近くに駐車、車中泊2名を残しテント泊6名と小屋(ヒュッテ)泊7名は寝袋とマットを持ってヒュッテまで20分ぐらい歩く。この日がちょうど「ユウパリコザクラの会」さんによるヒュッテ開きで樽酒が振舞われ夕御飯は登頂前祝いのように賑やか。
登りは美しい樹林帯の「馬の背コース」。一の越、二の越と呼ばれる二つのコブがあるため登山者は少ない。
望岳台から見える「暑寒別岳」
危険場所は少ないが落石が心配な急な登り
1501mの前岳は中腹をトラバース
前岳湿原の木道を進む
「ガマ岩」は高さ40mの蛇紋岩塔
1450mの湿原と「ユウパリコザクラ」
釣鐘岩の手前の雪渓を登る
蛇紋岩の露出する吹き通しのお花畑には「ユウバリソウ」や蕾の「ユキバヒゴダイ」が見られる
「吹き通し」から南西方向の景色、遠く羊蹄山も見えた。
山頂下の祠に参拝
全員無事に登頂、標識の向こうは右から富良野盆地と芦別岳、キリギシ山が見える。
登ってきた道を振り返る
下りは「冷水コース」を下る。途中の水場で冷たい水に喉を潤し、汗を拭い登山口に到着。