9/21・22 大雪山4色(黒岳→緑岳→白雲岳→赤岳)縦走

山楽人

2015年09月27日 16:49

大雪山4色(黒岳、緑岳、白雲岳、赤岳)登山ツアーを紅葉真っ盛りのこの時期に、山中1泊2日で実施した。シルバーウイークと重なり登山者と観光客で一杯であった。

大混雑を予想し、早めの行動で始発の黒岳ロープウエー・リフトに乗ることができた。招き岩まで登ると斜面一杯に紅葉が広がる。



一色目の「黒岳」頂上に立つ、この後は黒岳石室に寄り休憩し北海岳へと進む。振り返ると山頂には大勢の人が見える。




黒岳石室から北海岳に向かってすぐに登山道の両側は赤一面の通りとなる。


お花畑を下り切ると赤石川の大きな流れにぶつかる。渡渉してハイマツのトンネルをくぐり北海沢沿いに進むと対岸には万年雪が現れる。



砂礫の登りでは登山道のすぐ近くで「ホシガラス」が我々には目もくれず、あちこちでハイマツの実を啄ばんでいた。

広大な砂礫の尾根に出ると「北海岳」の頂上に立つ人が見える。

北海岳頂上からの眺め、来た方向には一番右奥に黒岳が見える。お鉢平の向こうに頂上が雲に隠れた「北鎮岳」、なぜか全員整列の後姿(笑)。



昼食の後、平原の広がりの中を白雲岳の方向に向かう


白雲岳の岩がごろごろしている中を進む。


白雲分岐に出た後そのまま、今日の宿泊場所の白雲避難小屋に向かう。間もなく小高い所に立つ避難小屋とその横にカラフルなテント場が見える。昼少し過ぎで小屋は既に満杯状態で、管理人さんにどうにかスペースを確保してもらうことができた。

寝床が確保出来て一安心の後、明日に予定していた緑岳に空身でピストンすることにした。水場になっている沢に硬く積もった雪に流れが大きなトンネル(スノーブリッヂ)を作っていた。

稜線上の「小泉岳」と「緑岳」のルートに出ると広い砂礫地帯でそこから白雲岳の奥に「旭岳」が望まれる。

荒涼とした広い尾根の先に頂上が現れ、2色目となる「緑岳」の頂上立つ。


夜半から早朝まで雷雨と強い風が断続的に続き、まんじりともせず朝を迎える。予定より40分遅れで白雲岳避難小屋を出発、間もなく朝日が昇るが眩しくて皆さんうつむいている(1名笑顔)。昨日通過した白雲分岐にザックをデポし、白雲岳に空身で向かう。


雲が走る3色目の「白雲岳」に立つ。雲が切れ、周りの景色が広がるのを待っていると陽の差した瞬間に「ブロッケン」が現れた。



下山をする頃には次第に青空が広がり白雲平と呼ばれる広い火口原を進む。

白雲分岐に戻り朝食を摂った後、小泉岳を通り赤岳に向かう。

今回の目的の最後となる4色目の「赤岳」に到着。赤岳から先ほど登った白雲岳が今までと違う形で望まれる。


いよいよ今回のツアー終点となる銀泉台登山口に向かって下山する。銀泉台へは一段と鮮やかな紅葉が続く。










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