9月24日 汐首岬
自然部9月の山行は汐首岬の花々を楽しんだ。これまで2014年(8月28日)と2015年(8月16日)はマツムシソウが目当て。昨年の9月15日はセンブリを見に来たが,まだ時期が早かったので今年こそと来てみたが,今年もまだ早いようで,少ししか咲いていなかった。なかなか期待通りには咲いてくれません。10時前に出発。前半はマイクロ波中継所を目指す。先ず見られたのはクルマバナ・シラヤマギク・ツリガネニンジン・ノコギリソウ。
さらにヤナギタンポポ・カマツカの実(幹が鎌の柄にするほど堅いことから)・エゾフウロ(萼の毛がやや少なかったので)・コハマギク。
花が終わると仙人の髭のように見えるセンニンソウを見たときには出発から1時間。分岐で少し休憩する。
再び歩き始め,センブリを探してショートカットする別動隊。
こちらは舗装路を歩き,漢字の難しい長刀香薷(ナギナタコウジュ)やハナイカリを観察。
岬のマイクロ波中継所の野生馬を見ながら,11時24分汐首岬290.6mの三角点に到着。初めてお目にかかった。
この日は展望も良く,恵山や古部丸山もはっきり見えた。
先の分岐まで戻り昼食とする。下りる途中で咲き残ったマツムシソウや目当てのセンブリも見られた。
汐首岬は昆虫マニアの聖地らしく,確かに青緑や赤紫に輝くセンチコガネ(雪隠黄金)が見られる。この日見たのは赤紫。
分岐に着く前のカーブからの展望には思わず足が止まる。
分岐で昼食を済ませて,今度は通称「203高地」へ向かう。林道を詰めて向かって左奥から登り返してくるルートだが,途中に立派なオヤマボクチや,ヤマハハコを背景にやはり咲き残ったトウゲブキ,さらにきれいな肌を見せる花崗岩が見られた。
12時50分ごろ「203高地」着。高地を攻略したつもりになって全体写真を撮った。
最後にウメバチソウとエゾシオガマ。
帰りは2つのルートに分かれて下山。時間はほとんど同じで,13時半過ぎに下山。現地解散した。9月末にしては暑い一日だったが風は既に秋の気配で薄を靡かせていた。
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