11月4日(日) 毛無山(登山道整備)

まるさん

2018年11月05日 23:34

北斗市の毛無山(750.4m、通称:北斗毛無山)は近年、当クラブが毎年登山道を整備しており、初冬は夏の間に伸びた笹刈り作業を行っている。今回の作業には当クラブ会員26人に加え、「函館マウンテンクラブ」さんから刈り払い機4台と共に力強い5人の参加があった。

登山口の駐車場で、M会長から出発前の注意事項が伝えられる。当クラブが整備に加わる前、マウンテンクラブのTさん(今回も参加)が数日をかけて笹刈りをされていたことをWさんが紹介。全員で拍手を送る。刈り払い機7台ごとに4~5人ずつのグループに分けて、8時15分に出発。


刈り払い機を運び上げるのは、長いのとやや重いのとで少々辛い。運搬には女性も積極的に力を貸してくれる。


当クラブ会員のYさん夫妻が、前もって七合目(C590m付近)まで笹刈り作業を済まされていた。Yさんは「大石の沼」(現在の五合目)から山頂までの登山道開削に尽力された方であり、保守作業への並々ならぬ努力に頭が下がる。
七合目から笹刈り作業を開始する。7グループそれぞれに、器械の操作、刈り取った笹の除去、ザックや燃料の運搬などを手分けして行う。Wさんグループがこれから作業を行う前の登山道の様子。笹を被ったこの道が…。


こうして…作業するWさん。


こうなった!…第1級の登山道に変身。手にした鋏で、刈り残った笹や突き出した茎を切り取る。倒木(2枚前の写真の下)も撤去して、すっきり。


先行グループが作業を始めた地点まで繋がると先に進み、次の適当な場所から作業を始める(写真はWさん)。


後ろからI&Aさんグループが近づき、こちらの作業開始点と間もなく繋がる。


作業の合間に駒ヶ岳(1,131m)を望む。10月末に二度冠雪している。


手前には弥五兵衛岳(左、649.9m)と木地挽高原の一角(右)。


後方の笹原斜面で作業を進めるM会長グループ。


C710m付近で傾斜が緩くなると、マウンテンクラブさんが先行して作業を終えた第1級登山道が延びている。


山頂へ緩やかに続く尾根に出ると、駒ヶ岳の雄姿が美しい。


ダケカンバ越しに、木地挽高原(左手前)と横津岳(奥、1,167m)、大野平野(右)。


C740m付近から、頂上が見えてきた。作業するWさん。


後ろからマウンテンクラブのTさんグループ、当クラブのI&Aさんグループの作業が繋がってきた。


刈り残った笹や突き出した茎を取り除きながら進む。ゴールの山頂は目の前。


12時20分にゴール。頂上の広い一角も笹刈りが終了し、三角点標識(手前)の周りもすっきりした。


山頂標識を囲んで集合写真。皆さん、一仕事を終えた後の晴れやかな顔。ちなみに標識は、先に紹介したYさんの揮毫を元にして、当クラブ会員だったJさん(故人)が作成された。取付け部は、樹木の成長に合わせてスライドできる。



ランチタイムをゆっくり摂って、13時5分、下山にかかる。


14時50分、国道脇の駐車場に下山終了。M会長からの挨拶が終わって、現地で解散した。
今回も多数の参加者があり、刈り払い機を多く投入できたため、作業を順調に終えることができた。皆さん、お疲れ様でした。
なお、登山道には羆の新しい落し物2~3か所、掘り起し2か所が認められた。
次の登山道整備は来春、「桧沢の滝」までの丸木橋の補修、頂上までの倒木の処理、標識の補修・補強などを行う予定。


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