5/26(日) 「毛無山(750m)」登山会
今年で16年目となる登山会(「北斗市自然に親しむ会」主催)は参加者71名。真夏並みの暑さの予報により出発前に注意喚起、水筒ペットボトルの用意が足りない参加者には追加でペットボトルを渡し熱中症に備えた。
国道から登山口へ。
暖冬だったせいで路肩の藪の成長が早い。
初春の花「ニリンソウ」。食用にもなるが猛毒のトリカブトと間違えやすく花が咲いてから摘み取るのが安全と言われている。
ミドリニリンソウはニリンソウの白い花弁が緑色に変わった変異体。珍しくはないが目立たないので見逃しやすい。
最初の休憩場所は「桧沢の滝」。今年は上流にあるはずの残雪も消え、滝の水量が少なく迫力不足だが「白糸」のように流れ落ちるのも良い感じだった。
休憩を終え出発準備。コース中の一番の急登が滝横の階段だ。
この山を代表する花は「サンカヨウ」。道南でも屈指の群落をつくる。
気温が高いせいか「エゾハルゼミ」の蝉しぐれが響き、春の終わりを感じる。
「ユキザサ」というより別名の「アズキナ」の方がわかりやすい。おひたしにするとほんのり甘く美味しい。
チゴユリの花言葉は「私の小さな手をいつもにぎって」や「恥ずかしがり屋さん」。
花の閉じた状態が筆の穂先に似ているので「フデリンドウ」。
オランダガラシ(クレソン)は繁殖力が強く実は要注意外来生物。
何故か村下孝蔵さんを思い出す「オドリコソウ」。
オオバミゾホオズキはあちこちで見られた。
ズダヤクシュの「ずだ」とは長野県地方の方言で「喘息」のこと。喘息の咳止薬として用いられてきた。
ノビネチドリ。チドリと名につくランは他にもたくさんある。いくつ言えますか?
ホウチャクソウかアマドコロ(知識不足で不明)。
標高620あたりのトラバースを列を作って歩いている様子。例年だと雪が残る緊張トラバースだが今年は心配なし。一部、エゾエンゴサクの群落が見られた。
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