2018年05月22日
5月20日(日) 恵山・八幡川コース
この時期の恵山(617.6m)は、山麓を中心にエゾヤマツツジやサラサドウダンの花々が盛りを迎え始める。山頂に至る一般コースのうち、今回は長くて起伏があるが、静かで展望が良い「八幡川コース」を辿った。ツツジ類にはあまり巡り合えなかったが、紅白のコイワカガミなどを十分に愛でることができた。参加は25名。
旧椴法華地区の国道278号線から、八幡川沿い林道終点の駐車場(C180m)に上がる。リーダーから注意事項を聞き、9時25分に出発。
30分あまり登ったところで、海向山方面へ至る踏み分け道の分岐点を通過。上方に、これから向かう461mポコの一角を望む。
C300mを過ぎて登りが急になるあたりから、登山道脇にコイワカガミが姿を見せ始めた。「賽ノ河原」に至るまでに写した紅色のコイワカガミ四態。
もう少し高度を上げると。白色のコイワカガミも現れてきた。同じく四態。
数は少なかったが、シラネアオイ(左上)、エゾイソツツジ(右上)、ツルシキミ(左下)、ミネズオウ(右下)も見られた。
C400m付近から、北西方向を振り返る。古部丸山(右、691.0m)、三森山(左奥、842.1m)、袴腰岳(中央はるか奥、1108.4m)が望まれた。上空の風が強いことを示す「レンズ状高積雲」が現れていた。
西には、右から海向山(569.4m)、456m峰、410m峰が並んで見える。
南には、海峡越しに下北半島の山々。霊場・恐山地域の外輪山である大尽山(中央、827.4m)と、同半島最高峰で頂上に航空自衛隊レーダーサイトが設置されている釜臥山(左端、878.2m)が指呼できる。
C430mの小尾根を目指して登る。
小尾根に上がると、目の前に噴火湾の展望が開ける。白波が洗う銚子岬のはるか向こう、左端に羊蹄山が見えた。
461mポコの一角に上がり、C450m台地を東に向かって進む。
同じ場所から、「賽ノ河原」越しに恵山を望む。
C420m付近の平らな場所に、建築物の跡が残っていた。何が建っていたのだろうか。
イワカガミを愛でながら、未舗装路を「賽ノ河原」に下る。
「十三曲コース」や「賽ノ河原駐車場」からのコースと合流し、恵山頂上への「権現堂コース」を辿る。一面に繁茂するエゾイソツツジは、まだ蕾。
途中から振り返った、「八幡川コース」の461mポコ(中央)。その向こうに古部丸山が頭を覗かせている。左は海向山。
恵山は全国に111ある活火山のひとつで、かつ『火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山』として火山噴火予知連絡会(事務局は気象庁)によって選定され、24時間体制で常時観測・監視されている50火山のひとつでもある。
コース途中から椴法華漁港付近を見下ろす。海上を吹く風によって生じる波「風浪(ふうろう)」が美しい。
コース上部の奇岩帯を進む。
12時5分、頂上に到着。登りの所要時間は2時間40分。集合写真を撮ってから、直下でランチタイムとする。
山頂から北西方向を望む。古部丸山と遠くに駒ヶ岳(1131m)。
同じく西方向。海向山と遠くに袴腰岳・横津岳。
南西方向の、函館市内に続く下(しも)海岸。眼下に旧恵山町市街地。
南方向の下北半島。
山頂を12時50分に出発して同じコースを戻り、15時ちょうどに登山口駐車場に到着。下りの所要時間は2時間10分。リーダーの締めで解散し、車によって帰路途中で石崎地主海神社の八重桜トンネルを鑑賞した。前日までの肌寒い天候から一転して暖かく穏やかな日和となり、展望と植物観賞を満喫することができた。
旧椴法華地区の国道278号線から、八幡川沿い林道終点の駐車場(C180m)に上がる。リーダーから注意事項を聞き、9時25分に出発。
30分あまり登ったところで、海向山方面へ至る踏み分け道の分岐点を通過。上方に、これから向かう461mポコの一角を望む。
C300mを過ぎて登りが急になるあたりから、登山道脇にコイワカガミが姿を見せ始めた。「賽ノ河原」に至るまでに写した紅色のコイワカガミ四態。
もう少し高度を上げると。白色のコイワカガミも現れてきた。同じく四態。
数は少なかったが、シラネアオイ(左上)、エゾイソツツジ(右上)、ツルシキミ(左下)、ミネズオウ(右下)も見られた。
C400m付近から、北西方向を振り返る。古部丸山(右、691.0m)、三森山(左奥、842.1m)、袴腰岳(中央はるか奥、1108.4m)が望まれた。上空の風が強いことを示す「レンズ状高積雲」が現れていた。
西には、右から海向山(569.4m)、456m峰、410m峰が並んで見える。
南には、海峡越しに下北半島の山々。霊場・恐山地域の外輪山である大尽山(中央、827.4m)と、同半島最高峰で頂上に航空自衛隊レーダーサイトが設置されている釜臥山(左端、878.2m)が指呼できる。
C430mの小尾根を目指して登る。
小尾根に上がると、目の前に噴火湾の展望が開ける。白波が洗う銚子岬のはるか向こう、左端に羊蹄山が見えた。
461mポコの一角に上がり、C450m台地を東に向かって進む。
同じ場所から、「賽ノ河原」越しに恵山を望む。
C420m付近の平らな場所に、建築物の跡が残っていた。何が建っていたのだろうか。
イワカガミを愛でながら、未舗装路を「賽ノ河原」に下る。
「十三曲コース」や「賽ノ河原駐車場」からのコースと合流し、恵山頂上への「権現堂コース」を辿る。一面に繁茂するエゾイソツツジは、まだ蕾。
途中から振り返った、「八幡川コース」の461mポコ(中央)。その向こうに古部丸山が頭を覗かせている。左は海向山。
恵山は全国に111ある活火山のひとつで、かつ『火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山』として火山噴火予知連絡会(事務局は気象庁)によって選定され、24時間体制で常時観測・監視されている50火山のひとつでもある。
コース途中から椴法華漁港付近を見下ろす。海上を吹く風によって生じる波「風浪(ふうろう)」が美しい。
コース上部の奇岩帯を進む。
12時5分、頂上に到着。登りの所要時間は2時間40分。集合写真を撮ってから、直下でランチタイムとする。
山頂から北西方向を望む。古部丸山と遠くに駒ヶ岳(1131m)。
同じく西方向。海向山と遠くに袴腰岳・横津岳。
南西方向の、函館市内に続く下(しも)海岸。眼下に旧恵山町市街地。
南方向の下北半島。
山頂を12時50分に出発して同じコースを戻り、15時ちょうどに登山口駐車場に到着。下りの所要時間は2時間10分。リーダーの締めで解散し、車によって帰路途中で石崎地主海神社の八重桜トンネルを鑑賞した。前日までの肌寒い天候から一転して暖かく穏やかな日和となり、展望と植物観賞を満喫することができた。
Posted by まるさん at 20:26│Comments(2)
│登山、山岳、山登り、アウトドア
この記事へのコメント
建物跡は戦時中恵山の硫黄から火薬を作るための工場跡だったとガイドさんに教えて貰った事があります。
Posted by 上野のヤマガラ at 2018年05月22日 20:48
この建物跡は地下室もある重厚な構造になっていて、戦前の軍事施設のようにも思えました。インターネットで検索しても何の施設だったか判明しなかったのですが、火薬製造工場だったとのことで納得しました。「上野のヤマガラ」さん、ありがとうございました。
Posted by 山楽人 at 2018年05月22日 21:27