6月2日 汐首岬

まるさん

2019年06月04日 16:03

6月の自然部山行は汐首岬。昨年は6月中旬でエゾヤマツツジはもう終わっていた(昨年の模様はこちらをご覧ください)。それで今年は半月早く行ってみることにした。爽やかな風の吹く,快晴の天気の下,26名で出発。

準備を済ませて9時50分ゲートを出発。


最初に見られた花はタニウツギ(左上)・ミツバウツギ(右上)・カマツカ(左下)・カンボク(右下)。


キンギンボク(ヒョウタンボク)はなぜ一つの木に白と黄色の花があるのかという疑問にTさんが説明を加えてくれた。当日は黄色が先で受粉後白くなるということでしたが,後日以下のように訂正されました。花の咲き始めは白色で次第に黄色になるとのこと。色の変化に受粉が関係しているかどうかは今のところよくわからない。ただ虫の眼には白色の方が目立つとのことでした。受粉のために目立つ必要がなくなると黄色からさらに褐色へと変色するようです。



また少し先のナラの若木に実のようなものがくっついていた。虫こぶ(虫嬰)というものだそうで,ナラメリンゴフシかも知れないとのこと。


C200のあたりで視界が開け,函館山がすっきり見えた。その奥には桂岳,左に当別丸山。


次の花はオヤマボクチ(左上)・エゾカンゾウ(右上)・エゾヤマツツジ(左下)・アキグミ(右下)。


C210あたりから下海岸を俯瞰する。霞む函館市街へと海岸線が伸びている。


C250付近の林道を行く。


この辺りで見かけたヒメイズイを太陽とともにパチリ。


しばらく津軽海峡や津軽半島を遠くに見ながら歩く。右には知内方面も見える。


歩いていると飛行機が真上を通って行った。函館空港への着陸態勢に入っている。真上と後ろからのツーショット。


アンテナ群まで来るといつものように馬がいた。こちらは道産子ではない。仔馬も見られた。


12時近くになったので昼食とする。恵山も褐色と白い山肌を見せていた。


昼食を済ませ,通称203高地(285ポコ)へ向かう。途中見られた花はハイキンポウゲ(左上)・ミミナグサ属(右上)・フランスギク(左下)・チシマフウロ(右下)。


280ポコを林道沿いに迂回せず,真っ直ぐ登ったメンバーが下りてくるところを撮った。


203高地へ向かう日本軍? 往きは林道,帰りは高地を真っ直ぐ下りる。


林道を歩いて203高地の裏側へ回り,戻るようにして203高地へ登る。


13時過ぎに頂上着。馬が一頭(こちらは道産子)こちらを窺っている。一頭だけかと思ったら,近くの林の中に群れていた。どうやら見張り役らしい。じっとわれわれの動向を窺っている。驚かせないように行き過ぎる。285ポコの端に来て全体写真。左奥にその見張り役の馬の姿も入れておいた。


203高地を下る。今度はロシア軍気取りで一列に。


C200辺りの分岐まで来て,登って来た舗装路を帰る組と別ルートを下りる組とに分かれた。最後に見られた花は分岐にあったネバリノギラン(左上)と別ルートのエゾカンゾウ(右上)・オオアマドコロ(左下)・フタリシズカ(右下)。


13時50分に下山終了。最後にTさんが目当てにしていた紫色のヒロハテンナンショウも見つけられ,また来年の楽しみにしようということで挨拶を済ませ,車毎に解散した。


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