2018年06月27日
6月24日(日) 乙部岳
乙部岳(1,016.9m)は渡島半島中央部に位置する千メートル峰で、眺めは良いが日本海側と太平洋側からの影響を受けるため天候が変わりやすい。乙部町側から登る「沢コース」と「尾根コース」が整備されており、今回も沢を登って尾根を下りた。参加は27人。
寒冷前線の通過による曇り空のもと、昼頃に晴れてくることを期待しつつ、「沢コース」登山口付近の駐車場を08時03分に出発。

小さな尾根を越えて、樹林帯の中を姫川支流の沢に向かう。

出発から30分ほどで、最初の渡渉地点に差しかかる。沢の水量は多くはないが、石が滑りやすいので慎重に。

沢の左岸を、上流に向かう。

出発から55分ほどで行者洞(ぎょうじゃあな)に到着し、休憩。C350m付近から雲の中に入って湿度100%近くになったらしく、凝結して木の葉に着いた水滴が風によってバラバラと落ちてくる。

さらに沢沿いを登る。足の速い「函館マウンテンクラブ」さん6人パーティが見え、先行してもらうも、2回目の渡渉では手助けをして下さった。さらに登山道に被った笹も刈りながら頂上へ。さりげない行動に大感服!

小尾根に取り付くと樹木から落ちてくる水滴が激しくなり、雨具を付けた。沢沿いから小尾根上部までの間に見られた花は、タニギキョウ(左上、ピンボケ)、ウメガサソウ(右上、これも)、コケイランの群れ(左下)、ヒメアオキ(右下)。

登山道が濡れて滑りやすいので、足元に気を付けながら高度を稼ぐ。霧の中に岩塔「天狗岩」が見え、稜線が近いことを教えてくれる。

稜線に出るまでの間に見られた花は、開きかけのカラマツソウ(左上)、ナナカマド(右上)、ミヤマナルコユリ(左下)、ゴゼンタチバナ(右下)。

乙部・厚沢部町境の稜線に出ると、空が明るくなってきた。花々も鮮やかな色合いを見せてくれる。ハクサンチドリ(左上)、チシマフウロ(右上)、エゾカンゾウ(左下)、タニウツギ(右下)。

12時50分ころ、山頂に到着。雲の切れ間から覗く青空を背景に、国土交通省が運用するレーダ雨雪量観測所のドームが全容を現す。

登ってきた稜線は西風(写真の右から左に向かう)が吹き付け、左側(東側)の「岳の沢」上部は厚い雲に埋まっている。稜線左右の雲の対比が面白い。

集合写真(右上枠は両コース分岐点近くで休んだ別動隊。偶然にもほぼ同じ時刻に撮影)。山頂を13時20分に出発した。

稜線から山頂を振り返る。上空はすっかり晴れたが、右側(東側)はまだ雲が取れない。

「尾根コース」への分岐点に向けて、気持ちの良い稜線を進む。

別動隊と合流して、「尾根コース」の下りにかかる。前方の日本海側は一面の雲海。

これから向かう、見るからに細い尾根コース。C830mポコも慎重に越える。

さらに下ると、また雲の中に入った。平坦部(C680m~C700m付近)に広がるブナ林が幻想的で美しい。

「尾根コース」で見かけた植物は、ギンリョウソウ(左上)、ササバギンラン(右上)、ブナの実(左下)、ガクウラジロヨウラク(右下)。「北海道夏山ガイド⑤」によると、ツツジ科のウラジロヨウラクは乙部岳が北限らしいが、姫待峠から山頂への車道を利用した盗掘のため姿を消しつつあるとのこと。

二合目付近で、「OKサインの木(仮称)」の下をくぐる。

15時35分ころ、九郎嶽神社の鳥居に到着し、下山終了。

登り4時間45分、下り2時間15分のペースだった。駐車場で挨拶のあと解散し、ゆっくり組は「乙部温泉」で汗を流して帰宅。
なお、登山道にはヒグマの落し物が多かった。Syさんによると23個もあったそうで、これをフンづけて運を付けた面々も。
寒冷前線の通過による曇り空のもと、昼頃に晴れてくることを期待しつつ、「沢コース」登山口付近の駐車場を08時03分に出発。

小さな尾根を越えて、樹林帯の中を姫川支流の沢に向かう。

出発から30分ほどで、最初の渡渉地点に差しかかる。沢の水量は多くはないが、石が滑りやすいので慎重に。

沢の左岸を、上流に向かう。

出発から55分ほどで行者洞(ぎょうじゃあな)に到着し、休憩。C350m付近から雲の中に入って湿度100%近くになったらしく、凝結して木の葉に着いた水滴が風によってバラバラと落ちてくる。

さらに沢沿いを登る。足の速い「函館マウンテンクラブ」さん6人パーティが見え、先行してもらうも、2回目の渡渉では手助けをして下さった。さらに登山道に被った笹も刈りながら頂上へ。さりげない行動に大感服!

小尾根に取り付くと樹木から落ちてくる水滴が激しくなり、雨具を付けた。沢沿いから小尾根上部までの間に見られた花は、タニギキョウ(左上、ピンボケ)、ウメガサソウ(右上、これも)、コケイランの群れ(左下)、ヒメアオキ(右下)。

登山道が濡れて滑りやすいので、足元に気を付けながら高度を稼ぐ。霧の中に岩塔「天狗岩」が見え、稜線が近いことを教えてくれる。

稜線に出るまでの間に見られた花は、開きかけのカラマツソウ(左上)、ナナカマド(右上)、ミヤマナルコユリ(左下)、ゴゼンタチバナ(右下)。

乙部・厚沢部町境の稜線に出ると、空が明るくなってきた。花々も鮮やかな色合いを見せてくれる。ハクサンチドリ(左上)、チシマフウロ(右上)、エゾカンゾウ(左下)、タニウツギ(右下)。

12時50分ころ、山頂に到着。雲の切れ間から覗く青空を背景に、国土交通省が運用するレーダ雨雪量観測所のドームが全容を現す。

登ってきた稜線は西風(写真の右から左に向かう)が吹き付け、左側(東側)の「岳の沢」上部は厚い雲に埋まっている。稜線左右の雲の対比が面白い。

集合写真(右上枠は両コース分岐点近くで休んだ別動隊。偶然にもほぼ同じ時刻に撮影)。山頂を13時20分に出発した。

稜線から山頂を振り返る。上空はすっかり晴れたが、右側(東側)はまだ雲が取れない。

「尾根コース」への分岐点に向けて、気持ちの良い稜線を進む。

別動隊と合流して、「尾根コース」の下りにかかる。前方の日本海側は一面の雲海。

これから向かう、見るからに細い尾根コース。C830mポコも慎重に越える。

さらに下ると、また雲の中に入った。平坦部(C680m~C700m付近)に広がるブナ林が幻想的で美しい。

「尾根コース」で見かけた植物は、ギンリョウソウ(左上)、ササバギンラン(右上)、ブナの実(左下)、ガクウラジロヨウラク(右下)。「北海道夏山ガイド⑤」によると、ツツジ科のウラジロヨウラクは乙部岳が北限らしいが、姫待峠から山頂への車道を利用した盗掘のため姿を消しつつあるとのこと。

二合目付近で、「OKサインの木(仮称)」の下をくぐる。

15時35分ころ、九郎嶽神社の鳥居に到着し、下山終了。

登り4時間45分、下り2時間15分のペースだった。駐車場で挨拶のあと解散し、ゆっくり組は「乙部温泉」で汗を流して帰宅。
なお、登山道にはヒグマの落し物が多かった。Syさんによると23個もあったそうで、これをフンづけて運を付けた面々も。
Posted by まるさん at 12:12│Comments(0)
│登山、山岳、山登り、アウトドア