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2017年10月10日

10月8日(日) 乙部岳

乙部岳(1,016.9m)は、渡島半島の中央部に位置した千メートル峰で、秋は道南屈指の黄葉・紅葉が美しい。見事な展望も魅力なのだが、天候は日本海側と太平洋側からの影響を受けるため、なかなかすっきり晴れることがない。今回も青空はなし。雲海と色彩豊かな秋山を堪能してきた。参加者は16人。
道の駅「あっさぶ」で車を調整し、5台に分乗して登山口に向かう。「沢コース」登山口を07時45分に出発。最初は、道南らしい杉林を進む。
沢コースに入ってすぐの人工林を行く

暫くして、姫川上流の沢を対岸に渡る。昨日の雨も、この付近ではごく少量。沢の水量はほぼ平常で、助かった。
最初の渡渉(Wリーダーがサポート)

「行者洞(ぎょうじゃあな)」前で休憩。洞内の説明板に「その昔、九郎嶽社の宗信者が身を清めるために一夜を明かしたところ」と記されている。なぜか、酒瓶とホタテ殻が転がっていた。
宗教的な歴史がある行者洞(ぎょうじゃあな)

二度目の渡渉箇所を過ぎてから、左手の尾根の岩壁が望めた(「尾根コース」はあの上を通っている)。
北側尾根の岩壁

三度目の渡渉になると、沢の水もぐっと少なくなる。この辺りは、まだ緑色の葉が多い。
3回目の渡渉も容易

二股となって中間の小さい尾根に取り付くと、主に黄葉、ときどき紅葉が目に入る。ちなみに、この小尾根の標高差は430mほどあり、稜線直下まで急登が続く。
沢を離れた小尾根の黄葉・紅葉

稜線が近づくと、このコースのシンボルである岩塔「天狗岩」が現れる。
「天狗岩」を見上げて登る

岩塔を過ぎるとようやく傾斜が緩くなり、稜線が近いことを教えてくれる。
稜線は近い

薄日が射すと、ナナカマドの実が美しく輝く。
光るナナカマドの実

振り返ると、日本海側は一面の雲海。
西側(日本海側)の雲海

稜線に出ると、東方向に駒ヶ岳が見えた(左:砂原岳、中央:剣ヶ峰、右:隅田盛)。写真には写っていないが、やや左の手前に狗神岳(899.5m)と思われる特異な山稜も望めた。
東に駒ヶ岳

稜線の右側(東側)は雪崩斜面が切れ落ちている。「岳の沢」上部の樹林に薄日が射して黄葉・紅葉が美しい。
東側「岳の沢」の黄葉・紅葉

尾根コースとの合流点を過ぎ、頂上への稜線を進む。時折、左側(日本海側)から霧が流れてくる。
頂上に向かう稜線

頂上近くから、もう一度「岳の沢」上部を俯瞰する。
もう一度、東側「岳の沢」の黄葉・紅葉

12時15分、頂上に到着。チシマフウロの紅葉が出迎えてくれた。
チシマフウロの紅葉

昼食中ときどき霧が薄くなって、国土交通省のレーダードームが全容を現す。
山頂のレーダードーム

山頂で集合写真を撮り、12時55分に頂上を出発。
山頂集合

黄葉の尾根コースを下る。
黄葉の尾根コースを下る

カエデの葉のグラデーションが面白い。
カエデの葉のグラデーション

ツツジ類の紅葉も見られた。
ツツジ類の紅葉

尾根コース中ほどの平坦部(C680m~C700m付近)にはブナ林が広がっている。
尾根コース中程のブナ林

連絡コースの分岐を過ぎた急な下りに、名残のエゾミヤマリンドウが咲いていた。
名残のエゾミヤマリンドウ

二合目付近で、「OKサインの木(仮称)」の下を通る。
二合目付近の「OKサインの木」

15時20分、尾根コースの下山を終了。九郎嶽神社(奥院は尾根コースから連絡コースに入った所にある)の鳥居の注連縄も「OKサイン」。ここから駐車場までは、林道を400m弱歩くだけである。
尾根コース下山口に到着(OKサインの注連縄)

登り4時間30分、下り2時間30分のペースだった。駐車場で挨拶のあと解散し、車ごとに「乙部温泉」や「うずら温泉」で汗を流して帰宅した。
今回はリーダーが2人だけだったのでベテラン男性2人に手伝ってもらい、16人を2つのグループに分けて目配りできる体制を試みた。渡渉が容易だったためメンバーのサポートはあまり必要なく、列の間隔が大きく開くこともなかったので、うまく機能した感じはなかったが、必要に応じて試しても良いと思われる。



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この記事へのコメント
雲海と紅葉、素敵ですね。
OKサインの木(*^^*)良いですね♪
今まで 気がつきませんでした。
Posted by 上野のヤマガラ at 2017年10月12日 21:02
コメントをいただき、ありがとうございます。
「OKサインの木(♪)」は、尾根コース下山時に「あと30分弱で林道に着きますよ」という、文字通りの「サイン」でしょうか。
今後、乙部岳を訪れる際に参考にしてください。
下山口の鳥居にある注連縄の形状と何か関連があるのか、興味があります。
Posted by 山楽人山楽人 at 2017年10月12日 21:52
 
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10月8日(日) 乙部岳
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