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2017年12月16日

12月10日(日) 川汲・台場山

函館近郊には「台場山」が3か所ある。いずれも、箱館戦争時に旧幕府軍が、新政府軍の侵攻に備えるために砲台陣地を築いた山である。通称「川汲・台場山」(491m)のあまり広くない山頂には、現在も土塁の痕跡が認められる。今回は、11月5日の北斗毛無山整備登山以来、例会山行が悪天のため次々と中止になっていただけに、参加者は26人と多かった。

川汲公園駐車場を9時20分に出発し、川汲峠を越える旧々道(廃道)を辿る。公園での積雪は30cm程度あるため、初めからかんじきやスノーシューを装着した。公園の奥まりから、旧々道に上がる標高差60mほどの急登に取り付く。
川汲公園から旧々道に上がる

旧々道を辿り始めると、進行方向左手の斜面からの湧水が凍ってツララとなっていた。この日の天気は低気圧の接近で昼過ぎに湿った雪が降りだす予報で、気温は割合高めであった。
湧水が凍ったツララ

旧々道は、現在の道道83号線の川汲川対岸を、等高線を大きく切らない緩い傾斜で川汲峠に向かっている。このため、谷や尾根を越す場所では道が大きく蛇行しているので、歩程が長い。また廃道なので、谷筋を越える橋が跡形もなく流されていたり、川汲峠に近くなった箇所では20mあまりに渡って路面が崩落したり(安全のためザイルを張り渡した)している。湿った重たい雪の影響もあって、想定以上に時間を要する。途中で何度か、衣服調整や水分・カロリー補給の休憩を取る。
旧々道で休憩

13時少し前、ようやく川汲峠の先の「登山口」に到着。時折、青空も覗いて陽が射した。
「登山口」に到着(頂上まで10分)

13時05分、山頂に到着。鉛色の雲が広がって陽が陰ってきたが、風が弱いのでありがたい。割と良い展望を楽しみながら昼食を摂る。北西方向に、端正な三角形の袴腰岳(1108.4m)。
頂上から袴腰岳

西方向には、2つのピークに見える三森山(842.1m)。
頂上から三森山

南西方向には、矢別ダム湖と函館山(334m)。
頂上から矢別ダムと函館山

南東方向には、蛾眉野の毛無山(630.6m、左奥の目立つ三角形)。その右手前のなだらかな山頂は585.8m峰で、1月21日に登山予定の三枚岳(585.6m)はこの向こう側なので見えない。
頂上から南東の毛無山[630.6m]

雪の上に動く蜘蛛と毛虫を発見。毛虫はこのあと、雪の中に潜って「暖」を取っていた。
頂上にいた「根性毛虫」

集合写真を撮影。雲が厚くなってきた。いつ、湿った雪が降り始めてもおかしくない状況の中、13時50分に下山開始。
山頂集合

山頂から北東方向に伸びる尾根を下る。積雪で登山道が不明瞭な箇所や倒木が多くあり、特に最後の川汲川に降りる標高差180mほどの急斜面は幾つかの太い倒木が下山道を塞いでいて越えられず、本来のルートを外れて苦労した。何人かは図らずも、A難度~C難度の前転技を披露することとなった。
下山

川汲公園駐車場には先頭が16時に到着。全員がヘッドランプを使わず、雪が降り始める前に下山できた。多人数かつ今冬初の雪山登山であり、やや苦戦して時間を要したが、大きなアクシデントがなかったことはまったくの幸運であった。現地で挨拶後、解散・帰宅した。ちなみに後刻に調べたところ、現地では16時40分ころに「みぞれ」が降り始めたと思われる。



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