2018年06月05日
6月3日(日) 室蘭岳(鷲別岳)とカムイヌプリ
室蘭岳(鷲別岳、911.1m)は、噴火湾に面する南面が割合になだらかで登りやすく、森林限界が低いので展望に恵まれている。カムイヌプリ(750.0m)の登山道は樹林に覆われるが地形的に変化があり、頂上は展望が楽しめる。当クラブは、この二山を個別に登ってきたが、今回は車の問題を解決して縦走することができた。参加は32名(うち、6名はカムイヌプリをピストン)。
函館を5時30分に出発。道央自動車道を利用して、室蘭岳の登山口「だんパラスキー場」の駐車場に到着。準備を整え、カムイヌプリ・ピストン組は車2台に乗り合わせて出発した。

【縦走組】
コース説明を終えて8時35分に歩き始めた。エゾハルゼミの賑やかな鳴き声と陽の光のシャワーを浴びながら、砂利道を進む。

15分ほどで白鳥ヒュッテに到着。衣服調整、トイレ、登山者カード記入のため小休止とする。

C670m付近まで登ると傾斜が緩くなり、明るく気持ち良いダケカンバの林が広がる。

室蘭岳頂上までの途中に出会ったチゴユリ(左上)、オクエゾサイシン(右上)、ミヤマエンレイソウ(左下)、白っぽいシラネアオイ(右下)。このほか、ズダヤクシュ、キジムシロ、タチツボスミレ、フデリンドウなどが見られた。

山頂のすぐ手前からカムイヌプリを望む。六つほどの峰が集まっており、中央に見えるのは山頂標識がある、合流予定のピーク。

10時25分、室蘭岳山頂に到着(登り1時間50分)。

10分ほど休憩を取って暑さとダニの対策に念を入れてから、カムイヌプリへの縦走路に向かう。

35分ほど下って、570mの最低コルに降りる。中央は746m標高点。この先に、右手から水元沢コースが合流している。

746m標高点に登り着くと、さらに展望が開けた。少しかすんでいるが、右下に室蘭市と登別市の境界にあたる鷲別岬の特徴ある姿を望む。

室蘭岳からここまでの間に出会ったノウゴウイチゴ(左上)、ハクサンチドリ(右上)、フデリンドウ(左下)、ウコンウツギ(右下)。

ほどなく行くと、縦走路の少し上にカムイヌプリの三等三角点(750.0m)がひっそりと佇んでいた。

三角点ピークから北西方向に、羊蹄山の山腹に残る雪の縞模様がかすかに見えた。色調とコントラストをかなり強調した写真でも、右奥にようやく識別できる程度。
![微かに見える羊蹄山(右奥[強調]) 微かに見える羊蹄山(右奥[強調])](//img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub/20180603-M%E5%AE%A4%E8%98%AD%E5%B2%B3k%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4k%E5%BE%AE%E3%81%8B%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E7%BE%8A%E8%B9%84%E5%B1%B1%5B%E5%BC%B7%E8%AA%BF%5Dk.jpg)
目を少し左に向けると、室蘭岳の穏やかな姿が(手前はカムイヌプリの746m標高点)。

【カムイヌプリ・ピストン組】
車2台でC220mの三合目登山口に到着し、9時30分頃に出発。

樹林に覆われて湿気が多い登山道らしく、アミガサタケ(左)やコケイラン(右)に出会うことができた。

登山道が谷から出て尾根に移るC500m付近に建つカムイヒュッテ。冬期以外は施錠されているが、前庭は良い休憩場となっている。

小屋の近くに、白花のオダマキが咲いていた。

八合目の少し手前に急な岩場がある。鎖とロープが付けられており、足場を確かめながら慎重に登る。

【両組合流】
12時5分ころ、ピストン組6人が山頂標識ピークに到着(登り2時間35分)。休憩されていた今金山岳会の方々が、大人数の当会縦走組到着前に、休む場所を明けてくださった。ご配慮に頭が下がります。12時20分過ぎ、縦走組が到着した(室蘭岳山頂から1時間45分)。

全員が揃ったところで、集合写真を撮る。

ランチタイムののち、ドライバー組8人が先行して下山(右下は幌別ダム湖)。カムイヌプリ登山口から車2台に乗り込んで、「だんパラスキー場」の駐車場に残した車6台を回収して引き返す。

残る24名はゆっくり過ごして13時15分に頂上を出発。14時50分、カムイヌプリ登山口に到着した(下り1時間35分)。

車が到着するまでの間、登山口付近で山野草を観察。通行止めゲート先の林道脇に、白い花を付けたノビネチドリがあった。

下山終了から40分ほどで、予想より早く回収車が到着した。ドライバー各位に感謝。林道を下がった幌別ダム管理事務所付近の道道脇に集合して乗り換え、挨拶を済ませて解散。車ごとに温泉で汗を流して帰宅した。
函館を5時30分に出発。道央自動車道を利用して、室蘭岳の登山口「だんパラスキー場」の駐車場に到着。準備を整え、カムイヌプリ・ピストン組は車2台に乗り合わせて出発した。

【縦走組】
コース説明を終えて8時35分に歩き始めた。エゾハルゼミの賑やかな鳴き声と陽の光のシャワーを浴びながら、砂利道を進む。

15分ほどで白鳥ヒュッテに到着。衣服調整、トイレ、登山者カード記入のため小休止とする。

C670m付近まで登ると傾斜が緩くなり、明るく気持ち良いダケカンバの林が広がる。

室蘭岳頂上までの途中に出会ったチゴユリ(左上)、オクエゾサイシン(右上)、ミヤマエンレイソウ(左下)、白っぽいシラネアオイ(右下)。このほか、ズダヤクシュ、キジムシロ、タチツボスミレ、フデリンドウなどが見られた。

山頂のすぐ手前からカムイヌプリを望む。六つほどの峰が集まっており、中央に見えるのは山頂標識がある、合流予定のピーク。

10時25分、室蘭岳山頂に到着(登り1時間50分)。

10分ほど休憩を取って暑さとダニの対策に念を入れてから、カムイヌプリへの縦走路に向かう。

35分ほど下って、570mの最低コルに降りる。中央は746m標高点。この先に、右手から水元沢コースが合流している。

746m標高点に登り着くと、さらに展望が開けた。少しかすんでいるが、右下に室蘭市と登別市の境界にあたる鷲別岬の特徴ある姿を望む。

室蘭岳からここまでの間に出会ったノウゴウイチゴ(左上)、ハクサンチドリ(右上)、フデリンドウ(左下)、ウコンウツギ(右下)。

ほどなく行くと、縦走路の少し上にカムイヌプリの三等三角点(750.0m)がひっそりと佇んでいた。

三角点ピークから北西方向に、羊蹄山の山腹に残る雪の縞模様がかすかに見えた。色調とコントラストをかなり強調した写真でも、右奥にようやく識別できる程度。
![微かに見える羊蹄山(右奥[強調]) 微かに見える羊蹄山(右奥[強調])](http://img01.naturum.ne.jp/usr/s/a/n/sangakuclub/20180603-M%E5%AE%A4%E8%98%AD%E5%B2%B3k%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4k%E5%BE%AE%E3%81%8B%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E7%BE%8A%E8%B9%84%E5%B1%B1%5B%E5%BC%B7%E8%AA%BF%5Dk.jpg)
目を少し左に向けると、室蘭岳の穏やかな姿が(手前はカムイヌプリの746m標高点)。

【カムイヌプリ・ピストン組】
車2台でC220mの三合目登山口に到着し、9時30分頃に出発。

樹林に覆われて湿気が多い登山道らしく、アミガサタケ(左)やコケイラン(右)に出会うことができた。

登山道が谷から出て尾根に移るC500m付近に建つカムイヒュッテ。冬期以外は施錠されているが、前庭は良い休憩場となっている。

小屋の近くに、白花のオダマキが咲いていた。

八合目の少し手前に急な岩場がある。鎖とロープが付けられており、足場を確かめながら慎重に登る。

【両組合流】
12時5分ころ、ピストン組6人が山頂標識ピークに到着(登り2時間35分)。休憩されていた今金山岳会の方々が、大人数の当会縦走組到着前に、休む場所を明けてくださった。ご配慮に頭が下がります。12時20分過ぎ、縦走組が到着した(室蘭岳山頂から1時間45分)。

全員が揃ったところで、集合写真を撮る。

ランチタイムののち、ドライバー組8人が先行して下山(右下は幌別ダム湖)。カムイヌプリ登山口から車2台に乗り込んで、「だんパラスキー場」の駐車場に残した車6台を回収して引き返す。

残る24名はゆっくり過ごして13時15分に頂上を出発。14時50分、カムイヌプリ登山口に到着した(下り1時間35分)。

車が到着するまでの間、登山口付近で山野草を観察。通行止めゲート先の林道脇に、白い花を付けたノビネチドリがあった。

下山終了から40分ほどで、予想より早く回収車が到着した。ドライバー各位に感謝。林道を下がった幌別ダム管理事務所付近の道道脇に集合して乗り換え、挨拶を済ませて解散。車ごとに温泉で汗を流して帰宅した。
Posted by まるさん at 21:07│Comments(0)
│登山、山岳、山登り、アウトドア