2019年05月15日
5月12日(日) ヤンカ山
旧・熊石町の北方に聳えるヤンカ山(619.3m)を訪れた。オオサクラソウやシラネアオイなど、鮮やかな山野草の鑑賞を目当てに、この時期を選んだ。ルートは「東側コース」を登り、「滝ノ沢コース」を下る反時計回りとした。参加は29名。
国道229号線、乙部町から八雲町(旧熊石町)に入った海岸から、冷水岳(1,175m)の海寄りにヤンカ山が見えた(左方の三角錐)。アイヌ語の「海からそそり立つ所」を意味すると言う山名のとおり、良く目立つ山容をしている。
熊石斎場の直ぐ上にある未舗装駐車場に車を数台置かせてもらい、最小限の車で勢至堂川林道の二股まで入る。09時35分に出発。取り付いた「東側コース」はミズナラの林に覆われた尾根道で、最初から急な登りで始まる。
足元には先ず、チゴユリが清楚な姿を見せてくれた。
傾斜が少し緩くなったところで、体温調整のため最初の休憩を取る。快晴の空で、木漏れ日が清々しい。
ここから細い尾根道が続く。足元に気を付けながら、ゆっくりと歩を進めていくと、お目当ての花々が次々と目に入ってくる。オオカメノキからどうぞ。
目線を上に向けると、ハウチワカエデの花。
下に向けると、サルメンエビネ。
シラネアオイは最盛期を過ぎた感はあるが、まだ賑やかに次々と迎えてくれた。白花も…。
そして、お目当てのひとつオオサクラソウ。西向きの急斜面などに、大きな群落を成している箇所が沢山あった。
コキンバイもどうぞ。
前ヤンカ(標高540m余り)の頂部に上がると、ヤンカ山本峰が眼前に迫る。標高差40mほどを下り、涼風が吹き抜けるコルから頂上に向けて115mほどの登りとなる。
両側が切れ落ちた急な登りの途中で見かけたセンボンヤリの一群。ボンヤリ歩いていると踏み付けそう(チコちゃんに叱られる…)。
11時55分、頂上到着。初めて頂上を踏むメンバーの、晴ればれとした表情。
山頂から、北方~東方の展望が素晴らしい。パノラマでどうぞ。
南東方向には、残雪が少なくなった乙部岳(1,016.9m)。
両側が切れ落ちた細長い山頂部なので、三々五々に散らばってランチタイムとする。
恒例の全体写真を撮って、12時35分に下山を開始。
「滝ノ沢コース」は、頂上から505mピーク手前のコルまで急な下りになるので、慎重に通過する。
登りの「東側コース」ほどではないが、こちらも見頃を迎えた花が多かった。そのひとつ、ヒメイチゲ。
名残りのカタクリ。
キバナイカリソウ。
これも名残りのミネザクラ(?)。
505mピークからヤンカ山本峰を振り返る。手前(南側)は名のとおり「そそり立つ」ような急斜面となっている。
トドマツの植林地を抜けた所で見かけたサンカヨウ。
尾根の末端から、固定ロープに頼って沢に降り立つ。
荒れた林道に上がると、オランダガラシ(クレソン)の花が咲き誇っていた。
14時20分、林道終点に到着して下山を終了。挨拶を終え、入浴は車毎として解散した。雲ひとつない青空のもと、オオサクラソウなどの美しい花々を愛でることができた、幸せなひとときだった。
なお、晩秋のヤンカ山を訪れたときの様子は、こちらをご覧ください。
国道229号線、乙部町から八雲町(旧熊石町)に入った海岸から、冷水岳(1,175m)の海寄りにヤンカ山が見えた(左方の三角錐)。アイヌ語の「海からそそり立つ所」を意味すると言う山名のとおり、良く目立つ山容をしている。
熊石斎場の直ぐ上にある未舗装駐車場に車を数台置かせてもらい、最小限の車で勢至堂川林道の二股まで入る。09時35分に出発。取り付いた「東側コース」はミズナラの林に覆われた尾根道で、最初から急な登りで始まる。
足元には先ず、チゴユリが清楚な姿を見せてくれた。
傾斜が少し緩くなったところで、体温調整のため最初の休憩を取る。快晴の空で、木漏れ日が清々しい。
ここから細い尾根道が続く。足元に気を付けながら、ゆっくりと歩を進めていくと、お目当ての花々が次々と目に入ってくる。オオカメノキからどうぞ。
目線を上に向けると、ハウチワカエデの花。
下に向けると、サルメンエビネ。
シラネアオイは最盛期を過ぎた感はあるが、まだ賑やかに次々と迎えてくれた。白花も…。
そして、お目当てのひとつオオサクラソウ。西向きの急斜面などに、大きな群落を成している箇所が沢山あった。
コキンバイもどうぞ。
前ヤンカ(標高540m余り)の頂部に上がると、ヤンカ山本峰が眼前に迫る。標高差40mほどを下り、涼風が吹き抜けるコルから頂上に向けて115mほどの登りとなる。
両側が切れ落ちた急な登りの途中で見かけたセンボンヤリの一群。ボンヤリ歩いていると踏み付けそう(チコちゃんに叱られる…)。
11時55分、頂上到着。初めて頂上を踏むメンバーの、晴ればれとした表情。
山頂から、北方~東方の展望が素晴らしい。パノラマでどうぞ。
南東方向には、残雪が少なくなった乙部岳(1,016.9m)。
両側が切れ落ちた細長い山頂部なので、三々五々に散らばってランチタイムとする。
恒例の全体写真を撮って、12時35分に下山を開始。
「滝ノ沢コース」は、頂上から505mピーク手前のコルまで急な下りになるので、慎重に通過する。
登りの「東側コース」ほどではないが、こちらも見頃を迎えた花が多かった。そのひとつ、ヒメイチゲ。
名残りのカタクリ。
キバナイカリソウ。
これも名残りのミネザクラ(?)。
505mピークからヤンカ山本峰を振り返る。手前(南側)は名のとおり「そそり立つ」ような急斜面となっている。
トドマツの植林地を抜けた所で見かけたサンカヨウ。
尾根の末端から、固定ロープに頼って沢に降り立つ。
荒れた林道に上がると、オランダガラシ(クレソン)の花が咲き誇っていた。
14時20分、林道終点に到着して下山を終了。挨拶を終え、入浴は車毎として解散した。雲ひとつない青空のもと、オオサクラソウなどの美しい花々を愛でることができた、幸せなひとときだった。
なお、晩秋のヤンカ山を訪れたときの様子は、こちらをご覧ください。
Posted by まるさん at 13:30│Comments(0)
│登山、山岳、山登り、アウトドア